【環境構築】aviutl:相対パスでファイルを管理するプラグインを導入する【動画編集】
aviutlはじめに
ある程度テンプレートとしてプロジェクトファイルを使いまわす時にaviutlのプロジェクトファイルをコピーしたいと思っていました。
下記のような形で管理するとします。
プロジェクト管理フォルダ
├── プロジェクトA
│ ├── icon.png
│ └── プロジェクト.aup
├── プロジェクトB(Aからコピーしたモノ)
│ ├── icon.png(Aからコピーしたモノ)
│ └── プロジェクト.aup(Aからコピーしたモノ)
└── ....
プロジェクトBを起動したときにaviutlはcopy元のプロジェクトAのフォルダから画像を取得しようとします
ファイルが存在しなかった場合の優先度としてこのようになります。
1. 本来あったpath(プロジェクトA/icon.png)
1. aupファイルのあるフォルダ(プロジェクトB/icon.png)
この場合すべてのファイルパスをプロジェクトBのフォルダの画像に変更する手間が増えます。
もしくはすべてのファイルをaupと同じフォルダに保存しておき元のファイルをリネーム/削除するなどの作業が要求されます
ではファイルをもっときれいに管理したい場合はどうでしょうか
プロジェクト管理フォルダ
├── プロジェクトA
│ ├── images
│ │ │── icon.png
│ │ └── other.png
│ └── プロジェクト.aup
├── プロジェクトB
│ ├── images
│ │ │── icon.png
│ │ └── other.png
│ └── プロジェクト.aup
└── ....
このように階層になっていてプロジェクトA/images/icon.png
がなかった場合、aviutlはプロジェクトB/image/icon.png
の検索をしません。
今回導入したプラグインでこの問題が解決した(とんでもなく感動した…)ので書き残しています
参考・作成者様
構築環境
- aviult1.10
- 拡張編集0.92
- relative_path 0.9
ファイル構成
rikkey_moduleはver1と2がありますが、ver2はaviutl拡張編集0.93(現在テスト版)用である
動画編集フォルダ
├── aviult.exe(既存)
├── lua51.dll(既存)
├── rikky_module.dll
├── rikky_memory.auf
└── plugins
└──relative_path.auf
設定画面
aviutl_menu->表示->相対パスv0.9の表示
プロジェクトファイル基準を選択します。
この設定は別のプロジェクトでも保存される設定です。
実際にプロジェクトファイルを削除してみた
この警告文の後に無事に階層化しているimages/icon.pngが読み込まれ復元された。
Warning
このpluginはファイルが見つからなかった場合にプロジェクトファイルから階層化されているファイルを読み込むもので、プロジェクトA/images/icon.png
があればそちらが優先されてしまう